トレード手法<1> もっとも重要な教え

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ブログ書き始めの記事として早い段階でお知らせさせて頂きたいこととしまして、本ブログが取り上げるトレード手法はいわゆるサインツールのようなものが全てではないということです。

微妙な言い方ですが、一応サインツールのようなインジケーターやチャートパターンを見ることで、なるべく高勝率なエントリーを行います。しかし、それだけではなく、いわゆるリスクコントロールまで含めて組まれた手法だということです。

このブログに辿りつかれた方の中には恐らくFxなどの金融取引で一度は失敗し、多くの資金を失って途方にくれる中、その失敗の原因の一つとして、使っていた手法が高勝率の得られる手法では無かったからだと考え、高勝率の手法やツール探しの旅をしておられる方がいらっしゃるのではないでしょうか?(違っていたらごめんなさい)。

自分もご多分に洩れずつい最近までは資産を増やすために全てのエントリーに対して少しでもプラスで終わらせなければならない、そのためには高い勝率をもたらす質の高いインジケーターや手法を高額なお金を払ってでも手に入れ、それらのサイン通りにエントリーしさえすれば良いのだ、といった間違った考え方を持っておりました。

そして色々とネットサーフィンを繰り返し、ありとあらゆるMT4インジケーターをかき集めてインストールし、その中で勝率の良さそうだと思われるものを複数表示させ、すべてのサインがそろったところでハイロットでエントリーし、初めのうちは順調に勝利を重ねる経験を味わっておりました。

ところが、こういう10連勝、20連勝と勝利を積み重ねて資金も増えて楽勝ムード漂う中でも、サインと異なる方向に値が向かい始めるといった例外エントリーが必ず出てきます。

初めはそれほどの損失額ではないし、過去のチャートから見てもすぐに戻っている傾向があるので、そういう場合は「時にはプラテンするまで我慢することも大事なことである」などと理由を付けて持ち越しで放置しておりました。

ところが、朝起きてみると重要指標発表や要人発言の類のせいでさらに逆行が一気に200pips以上も伸び、気づいた時には証拠金維持率が大変な状況になっており、おいおいやばいぞ、と思った時には既に遅く、決済することもナンピンすることもできない状況に良く陥ったものです。

こういうにっちもさっちも身動きが取れない状況になると決まって倍掛けの両建てでトントンで終わらせる作戦を決行しましたが、大抵は入った瞬間に逆行し、あっという間に強制ロスカットになって証拠金0になっていました。

しかも信じられないことに、結局のところ両建てしなければ元に戻っていることが多かったです。

くやしくて、追加入金して今度こそ今のトレンドの波に乗ってやれ~とハイロットでエントリーしますが、何故かトレンドがそこで終了、また裏をつかれて、強制ロスカット...こんなことを繰り返しておりました。

なぜ、途中まで資金が増えていたにも関わらず、最終的に資産が0になってしまっていたのか?

これはプロスペクト理論という人間の欲の本質に関わっている話であまりに有名なのでご存知の方も多いのでここで私からの説明も不要ですが、不明な方はググっていただければと存じます。

(そのうち関連する話を書かせていただこうと考えております)

長くなるので結論から申し上げますと、私のトレード手法の根幹というのは『資産構築と勝率には全く関係が無い。コツコツドカンを避け、損小利大を心掛けよ』、ということなのですが、この教えは、投資においてまず知っておかなければならない基本、といった軽いレベルではなく、Fxで資産を増やす究極的な手法はこれが全てであると断言しても良いほど本質的なものである、と今にして改めて思います。

当たり前すぎて退屈な話と思った方は、大変失礼ですが、当ブログの扱うレベルをはるかに超えたトレードスキルを既に十分にお持ちのプロトレーダーの方かと存じますので、次回以降の記事はお読みにならなくとも結構かと存じます。

今回は長くなってしまい、あいまいな表現で内容を書かせて頂きましたが、具体的なところがまだよく分からないぞという方もおられるかと存じます。

次回以降さらに踏み込んで執筆して参りたいと存じます。

ブログ書くのって結構大変ですね。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


 

次→ トレード手法<2> 大きく負けなければ勝てる(i)

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