今回もチャート設定の続きとなります。
「損小利大」トレードを行っていくと、「どこまで利を伸ばせるか」という問題に直面することがあります。
利がのったときの決済が大変難しいのです。
その時に、到達点がハッキリしているとエントリー時にも有利ですが、ライン引きを極めることでそれを予想することが段々できるようになってくるとは思います。
しかし、自分の都合の良い解釈でつい目標利益を高く設定してしまいがちになります。
そして、到達目標の手前で逆行され、利益が半減し、非常にがっかりさせられることが良く起こります。
市場には、そういった反転の壁となる値が色々と存在します。
注目されるものとして良く挙げられるのはボリンジャーバンドの±2σや±3σや80期間移動平均線、200期間移動平均線、800期間移動平均線などでしょうか?
しかし、こういったものを全て、しかも各々の時間足で見ていくとキリがなくなり、早く決済しなければならないと、ビビッてしまい、「利大」のトレードができなくなる原因となります。
私は、波の節目以外に存在する無数の壁のうち、ある値が異常に良く利いていることを経験で見出しました。
そして、それ以外は特に無視しても構わないと思えるほど、それほど効かないものであることを、ある時から思うようになりました。
特にボリンジャーバンドはまるで逆と思えるような経験が多くあります。
一方、その見つけた値は、特に、波の節目や、フィボナッチの代表値等にほぼ一致しているときにはキッチリそのレベル付近まで付けにいって、達すると大きく弾む壁になる、という観察を多くしてきました。
この値というのが、ADR(Average Day Range)、AWR(Average Week Range)と呼ばれる幅の限界値だったのです。
調べると、この値は、かなり多くの市場参加者に注目されていることが判明し、無視することができない到達目標点と壁の両方の指標になっていることを知りました。
そして私はついにこの価格レベルを見やすく表示させるindicatorを見つけました。
ご紹介いたします。
それは、海外のFxのフォーラムサイトで超人気なトレードシステムとして支持の厚い「Sonic R. System」のセットの中に入っている、「Access Panel」というindicatorです。
(TAH 03-17-2014 Revised.zipの中に入っています。)
海外のトレーダー達は良いものはすべて共有する空気があって大変すばらしいと思います。
もちろん無料です。
ところで、そのスレッドを全部読もうとしないでください。
4000ページ以上あるので、途中で何度も気を失うことでしょう。
さて、このインジケーターは設定値が無数にあり、それを端から試していくと発狂する可能性があります。
もしも、あなたが時間をかけないで楽にインストールしたい横着者だとしたら、私が提供する黒背景チャートに限ったセッティングファイルを¥0円でお求めになるのが良いでしょう。
その際、バージョンが「Sonic R. System」のものと合わないので、姉妹版である「PVSRA」システムのパッケージにある「PVSRA 05-30-2015.zip」の中にある「#2 Access Panel (Black).mq4」をあなたのindicatorフォルダにインストールした方が懸命でしょう。
(私が提供する黒背景チャートに限ったセッティングファイルはこちらです。)
このファイルを解凍後、.setファイルをあなたのMT4データフォルダ内のMQL4/Presetsの中に入れておくとアクセスしやすいでしょう。
「#2 Access Panel (Black).mq4」をindicatorフォルダにインストールしたら、パラメーター入力タブの画面で「読み込み」から読ませます。
この画像のように最新1日分の幅の部分に、ここに見えるラインのみ表示されればインストールは成功です。
もしも異なる表示になったとしたら、お使いのMT4の仕様が合わない可能性があります。
気をつけなければならないのは、特に国内証券会社のMT4は悪質なチック仕様のため途中でフリーズする可能性があります。
(XMという証券会社のものは完璧にうまくいきます(当ブログ内の参考ページ おすすめの証券会社))。
描かれたライン付近にはADRやAWRの最高値・最安値の別称がつけられています。
RWH,RWLが週足値幅限界レベル、RDH,RDLが日足値幅限界レベルとなります。
これらのラインが到達目標となり、イコール反発の起こる壁として大勢のトレーダーに着目されていることを知っておくとあなたは決済が大変うまくなる可能性があります。
さらに、豪州市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の開始時間、およびロンドンクローズが縦の補助線で表示されています。
特にロンドン、ニューヨークの開始以降は値動きが過去の市場のストップ狩りを狙って大きく一方向へ伸びていきます。
あなたがもしそれを今後何度も目撃するようであればこのインジケーターの第二の機能のありがたさに何回もブラボーを唱えることになるかもしれません。