トレード手法 テクニカル編<2> 過去検証による損小利大エントリーポイントの共通点

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今回より、本格的に私のトレード手法におけるテクニカル分析法についてお話させて頂きます。

お断りとして、今後は私のチャート環境である平均足化されたRenko足チャート(→ MT4設定)を図に用いて解説・コメントを加えていきますので、ご容赦下さい。

(※また、「トレンド」という用語がでてきますが、「トレンド」というものはそもそも人によって定義があいまいなものでございまして、私の使う「トレンド」とは、「デイトレードレベル(半日~3日程度の範囲)で起こる推進波」のことを指します。)

 

さて、ではいきなりの核心なのですが、「損小利大エントリーポイントは一体どこなのよ?」というお話です。

これまで私の手法を既にご理解下さっている方は「損小利大のエントリーポイント」とは、「トレンド発生の根っこ」であることをすぐにお答えいただけていると思います。

(もしお答えできていなかったとしたら、こちらのリストより、トレード手法<1>~<8>を今一度全て順番に熟読下さると良いでしょう。)

では「トレンド発生の根っこ」は一体どこなのでしょうか?

この回答を得るために、過去のチャートを振り返り研究することは非常に大事な作業になります。

(負け組トレーダーから脱する第ー歩というふうに考えております。)

そこで、過去のチャートを開き、トレンドがどこで発生しているのか検証してみましょう。

今回どの通過ペア・銘柄でも良いのですが、先週私が新たに監視対象としたAUDCADにしましょう。

こちらがAUDCADでトレンド(推進波)が頻繁に発生していたチャートになります。

このチャートにトレンド(推進波)が発生したポイントに丸をつけてみましょう。

こんなところでしょうか?

黄色の丸をつけたところですね。

大きく推進した波がなんと一画面上に4つもありましたね!

これ以外にありませんね?

こういうところを全部取れたら美味しくないですか?

でも、実際リアルタイムで入ろうとすると難しいんですよね。

しかしながらその都度難しいと考えているようでは永遠にエントリーできなかったりします。

あきらめずにそれを克服するために検証を続けましょう。

過去の結果からこれらのトレンド発生ポイントが起こる前に、どういう共通点を持っていたかを機械的に探してみることだけやってみましょう。

すると、何か見えてきましたね。

何が見えましたでしょうか?

これも、私のトレード手法を熟読なさっている方はすぐお答えできると思われますが、その通りです!!

トレンド(推進波)が発生する前まで、例外なく、グジグジした「もみ合い」期間が存在している」という共通点があることが見つかりました。

相場は、もみ合い→トレンド(推進波)→もみ合い→トレンド(推進波)→もみ合い.....というようなことを永遠に続けている、ということを以前お話ししておりました。

この「もみ合い」期間中にストップ注文が溜まり、主にその損切決済の力で「トレンド」が発生する、という原理についても以前述べているので、それも思い出していただければと思います。

図に書き込むとこうですね。

いかがでしょうか?

だいぶ相場のサイクルのようなものが見えてきましたね。

この「もみ合い抜け」を狙えば「トレンド発生の根っこ」でエントリーすることができるのです。

過去のトレンドが発生したチャートをこうやって分析するだけで、大変重要な知見を確認することができました。

「もみ合い抜けがいつ起こるか分からないじゃないですか!?」

といった声が聞こえてきたかもしれません。

そうですね。

そのタイミングを計るために、移動平均線とラインを使ったテクニカル分析を行うのです。

この話は次回にしますね。

それまでに、皆様に次のお話に直結する宿題を出したいと思います。

丸をつけた「トレンド発生」地点でチャート上に示した移動平均線はどういう共通点を持っているでしょうか?

ちなみにこの平均足化されたRenko足チャート上では移動平均線は12EMA(青), 36EMA(橙), 62EMA(緑), 200EMA(白), 633EMA(紫)を用いております。

(→ 私のチャート環境<4> 移動平均線

パーフェクト回答ができるようであれば、あなたはもう私の手法をこれ以上聞く必要がないぐらい上級者の方だと思われます。

それでは解答も含めまして次回まで。

本日はすでに有用なポイントを1つお伝えしたので、これまでとさせていただきたいと存じます。

あまり多くのポイントを1つの記事にまとめると要点が伝わらなくなってしまう可能性があるので、今後も小出しにして参ります。

ご容赦下さい。

その代わり、1つ1つの記事の要点をしっかり頭に刻んで頂ければ幸いです。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


 

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